2024年04月28日
数寄屋建築
皆さんこんにちは!現場監督の髙橋です。
我が家に新しい家族を迎え入れ、一週間が過ぎました。
柴犬の「四季 shiki」君です。
大病を患ってから、後遺症に悩む奥さんと娘が、明るく前向きに生きて行って欲しいと願い、
家族で話し合い飼うことを決めたものでした。
おかげで四季効果は絶大!!
あたふたと、毎日がお祭りの様です。
自宅PC HDDの片隅に20年以上前でしょうか?
京都で社寺建築の監督をしていた時代の写真が削除されずに残っていました。
108坪 純和風の住宅建築を行っていたものです。
約1年半をかけ、江戸末期の建物を新しく建て替えるプロジェクトでした。
その当時の先端技術を取り入れつつ、古いものを再構築し、古都の景観を損ねないように配慮。
古都観光地と言うこともあり、美観・風致には非常に厳しく、
市内で住宅を新築や改修工事を行う場合、京都の景観を損ねない様、市からの一定の建築条件が与えられます。
それは足場の養生シートの色から始まり、建物細部の仕様にまで広範囲です。
そのお陰で、都の現在のたたずまいが維持され続けている訳です。
日本の伝統建築 「数寄屋」です。
最近、日本列島のあちらこちらで天災・地震が発生していますね。
大きな災害が起きる都度、建築基準法が改定され、住宅はより安心快適で高性能なものへと進化してきました。
引き換えに、古来の落ち着きのあるたたずまいは失われつつあるのではないでしょうか?
快適な住まい=落ち着きのあるたたずまい
両立は難しいのかも知れません。